東京の西側で日本チェス連盟の公式戦が可能なチェスクラブがなかったため、中野チェスクラブを設立することにしました。
オンラインでは持ち時間30分以上の試合はなかなか相手が見つからないことが多いです。しかも対戦相手がチーター(AIソフトを不正使用)や劣勢の局面で(投了せずに)放置してくるケースも少なくはありません。OTB(対面チェス)の場合、上記の問題がない(例外はある)上、本物の駒を使うと集中力が増し、より良いクオリティーのゲームができます。
コロナ禍で対面チェスの機会が減りましたが現在は状況が徐々に緩和され、OTBでチェスをより多く指せるようになりました。
以前の例会で日本チェス連盟(NCS)理事の真鍋さんをはじめ、いろいろな方から寄付金をいただきました。今回は23歳以下の学生とNCSスタンダードレーティング(日本チェス連盟公式順位)がない方(Unrated)には参加費を無料にしました。U23学生6名、unrated 8名が参加しました。
中野チェスクラブのこだわり
今回は持ち時間30分+30秒/手で3局指しました。
私は普段千葉チェスクラブと北千住チェスクラブで公式戦を指しています。そこでは持ち時間が40分+15秒/手です。時間切迫されている局面で15秒/手しか加算されないと棋譜を取るだけでも精いっぱいで良い手を考えることが難しいかったため、優勢な局面をひっくり返された経験が何度もございます。やはりある程度のクオリティーを保つためには1手につき、30秒の加算は不可欠だと思いました。30分+30秒/手は西東京チェス選手権や2022東京チェス選手権などの全日本選手権の予選大会でも採用され、国際チェス連盟(FIDE)でもアマチュアレベルでは認められている持ち時間です。
当チェスクラブでは手合いを正式な組み合わせ(ペアリング)ソフト、Swiss Managerを使用することにこだわってます。組み合わせを機械化することにより人間的な感情を省き、より正確で参加者も納得ができる手合いになると思います。レーティングが近い人同士で試合ができるようにAccelerated Pairingsを最初の2ラウンドまで採用しました。
例会の開場時、初心者教室から数名見学に来て、部屋の消毒と検温の協力いただきました。
ありがとうございました。
2ラウンドまでには直りました!
1ラウンド試合開始
2ラウンドは11ボードまで埋まり、22名が同時にNCS公式戦を戦いました
3ラウンドは連勝者同士が上位で試合をしました。スイス式のメリットは試合に負けても「敗退」がなく、次の試合があることですね。
公式戦例会を開催すること中野チェスクラブの1番の目標でした。
第1回公式戦例会にご参加いただいた皆様、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
中野チェスクラブ代表
中川晟志
次回は4/29です!
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